CBT・IBT試験運営を手がけるシー・ビー・ティ・ソリューションズ(東京都千代田区)は2026年2月、自宅受験型のIBTで不正防止に特化した専用ブラウザ「Safe Exam Browser(SEB)」への対応を始めます。SEB経由の受験を必須化でき、試験中のPC操作をシステム的に制限します。

IBTはネット環境と端末があれば受験できる一方、資格・検定など厳格さが求められる場面では不正対策が導入の壁になっていました。同社はSEBをIBTサービスに組み込み、受験画面以外への切り替えや別ブラウザ、AIツール、アプリ、ファイル参照、印刷、スクリーンショットなどのOS操作をロックするとしています。マルチディスプレイも使用不可です。

SEBはスイスの大学などで開発され、国内外の大学の小テストでも利用が広がる技術で、受験者側の作業はインストールのみと説明しています。今後は既存の試験主催者に加え、新規のIBT導入先にも提供し、利便性を保ったまま公平性・公正性の確保を後押しする方針です。

source: PR TIMES

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