2025年11月12日(日本時間)、ブラジル・ベレンのCOP30会場で、農林水産省の「ミドリ・インフィニティ」に賛同する民間32社が共同声明を掲げ、アグリ・フードシステムの連携とイノベーションで気候変動対策を加速する方針を示しました。参画するTOWINGは高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」により、農地への炭素貯留と土壌の健康(Soil Health)向上、食料生産の効率化を同時に進めるとしています。
ミドリ・インフィニティは、国内で開発・普及が進む温室効果ガス(GHG)削減技術をパッケージ化し海外展開する枠組みで、2025年5月に策定。エネルギー偏重の脱炭素投資を農林業・食品分野へ呼び込み、民間企業やスタートアップの参入と国内産業育成を狙います。宙炭は選定技術の一つです。
宙炭は、バイオ炭の前処理と微生物培養の独自技術に、農研機構の知見を融合した農業資材。土壌中の生物・養分循環を整え、化学肥料の使用量を抑制しつつ収量や品質の向上に寄与します。地域の未利用バイオマスをアップサイクルし、土壌への炭素固定でGHG排出の削減にも貢献します。
TOWINGは2020年創業の名古屋大学発スタートアップ。みどりの食料システム法の基盤確立認定や、2024年のSBIRフェーズ3採択などの実績を持ち、宇宙開発利用加速化プログラムにも参画して月面農業の研究を進めています。
締めとして、COP30を機に農林水産分野での国際的な実証・資金流入の拡大や、各国での導入コスト低減、土壌炭素の測定・報告・検証(MRV)体制の整備が進むかが焦点です。カーボンクレジット市場の制度設計が整えば、宙炭の海外展開と普及速度に弾みがつく可能性があります。
【商品情報】
宙炭(そらたん) 高機能バイオ炭の概要と導入支援
公式サイト https://towing.co.jp/
お問い合わせフォーム https://forms.gle/K3KxyC4WAGPbqu7M9
source: PR TIMES
