Ahrefsは2025年9月時点のデスクトップ版Google検索で1億4,600万件の検索結果を分析し、「AIによる概要(AI Overviews)」が全検索結果の20.5%に表示されたとまとめました。特に医療系YMYL(お金や健康など重要領域)は44.1%で、全体平均の2倍超でした。
クエリ分類では「理由」を問う検索が59.8%と最も高く、「はい/いいえ」で答えられる検索は57.4%、定義を求める検索は47.3%でした。検索語が長いほど表示率が上がり、1語は9.5%に対し7語以上は46.4%。質問形式は57.9%で、非質問形式15.5%を大きく上回りました。業界別では科学43.6%、医療・健康43.0%が高い一方、ショッピング3.2%、不動産5.8%は低水準でした。AIによる概要が出るキーワードの99.9%は情報収集型(Know)に偏り、購入や案内目的は少ないとしています。今後、解説型コンテンツはAI回答との競合が増え、医療など誤情報リスクが高い領域では監視と検証の重要性が高まりそうです。
【関連情報】
調査レポート(Ahrefs公式ブログ)https://ahrefs.com/blog/ja/ai-overview-triggers/
source: PR TIMES
