立命館大学教授で株式会社IntraPhoton(滋賀県草津市)の共同創業者兼CTOを務める藤原康文氏が、応用物理学会の第16回「化合物半導体エレクトロニクス業績賞(赤﨑勇賞)」を受賞し、2026年3月15日に東京科学大学 大岡山キャンパスで受賞講演を行いました。講演は第73回応用物理学会春季学術講演会で実施されました。

受賞理由は「半導体イントラセンターフォトニクスの学理創成と社会実装」に関する成果です。イントラセンターは結晶中の希土類などの発光中心を指し、発光材料としての機能を取り出す考え方です。藤原氏は希土類Eu(ユウロピウム)を用いたGaN:Eu赤色発光などを軸に、次世代赤色マイクロLED技術を基盤とするモノリシック(同一基板上で一体形成)なフルカラーマイクロLEDディスプレイの実現を後押しする成果として評価されました。

講演では、第3世代モノリシック積層アーキテクチャを提示しました。関連する技術例として、Eu添加GaNによる赤色LEDの発光半値幅が1nm以下、温度安定性が0.001nm/Kという狭帯域・高安定な特性を挙げています。また通信で用いられる1.5µm帯では、Er(エルビウム)と酸素の共添加によりGaAsの発光強度を約100倍向上させた点や、1.54µmのEr発光を電流注入で実証した点も示しました。

同社は2025年10月6日に設立され、次世代マイクロLEDの研究開発を事業として掲げています。今後はGaN:Euを基盤に、高精細・高輝度のモノリシックフルカラーマイクロLEDディスプレイの実現と量産プロセス確立を進め、ウェハ大口径化も含めた製造面の検討が焦点になりそうです。

【関連リンク】
公式HP:https://intraphoton.com

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