ispaceの袴田武史CEOは2026年1月1日、年頭所感で2026年を「商業化初期フェーズ」と位置づけ、次の月面ミッションの成功に向けて開発・事業の基盤強化を進める方針を示しました。2025年は月面着陸を狙った「ミッション2」で着陸成功に至らず、悔しさに触れつつも、挑戦の過程で数多くの技術的成果と次につながる知見を得たと総括しました。宇宙開発は成功と失敗だけで語り尽くせず、挑戦の積み重ねの先に真の成功があるとも説明しています。開発面では大型ランダー初号機の設計成熟度を高めるため、技術的・組織的な体制を一層強固にするとしました。事業面では日本での政府案件への参画拡大を掲げ、日米欧の拠点を生かして官民学連携による顧客・契約獲得を進める考えです。加えて月周回衛星需要の高まりを踏まえ、軌道間輸送機(OTV)の開発検討による新規事業創出にも言及しました。袴田氏は「次のミッションは必ず成功させる」とし、今後は得た知見を設計や受注に反映できるかが焦点になりそうです。

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