パーキングサイエンス株式会社は、Japan Mobility Show 2025の「Startup Future factory」(西2ホール)に出展し、無料駐車場検索アプリ「P-Collection」が会期8日間で1610件ダウンロードされたことを明らかにしました。全国の駐車場データを83%カバーする点や、“停めやすい駐車場”を選べるデモンストレーションが、一般来場者から自動車関連企業まで幅広い層の関心を集めました。
ブースでは、地図検索やお気に入り登録などの基本機能に加え、「複数ブランドの駐車場を一つのアプリで探せる」「初めて行く場所でも使いやすい」といった評価が寄せられました。一方で、「満空情報の表示」「バイク駐車場の検索対応」など機能拡充への要望も示されました。車両の大型化が進む中、「少し高くても停めやすさを優先したい」という声もあり、駐車のしやすさが新たな選択基準になりつつある状況が浮き彫りになりました。
事業者向けには、駐車場DXを支援するマーケティングシステム「Park-Labo」を紹介。エリア別の駐車行動データや観光地・駅前の回遊分析ができ、顧客接点が少ない駐車場ビジネスでユーザー行動を可視化できる点が評価されました。また、駐車場位置・料金・決済方法・車室情報を外部システムと連携できる「P-Collection API」について、コネクテッドカーや配送・ナビシステムとの連携案が多く挙がり、全国83%のデータ網羅率と運用に耐えるデータ品質への期待が高まりました。
さらに、横浜市立大学 観光マネジメント研究室との共同研究には、「駐車場データが街づくりやオーバーツーリズム対策に役立つ」とメディア関係者から注目が集まりました。同社は、ユーザーアンケートの定期実施や共同研究の途中結果公開、停めやすさデモの継続出展を予定しており、自動運転や地域交通DX、シニアドライバー支援など、モビリティ社会での駐車場データ活用がどこまで広がるかが今後の焦点となります。
【イベント情報】
Japan Mobility Show 2025
会期:2025年10月30日〜11月9日(プレスデー:10月29日・30日)
会場:東京ビッグサイト Startup Future factory(西2ホール)
source: PR TIMES
