JR九州グループは、在来線・新幹線の駅施設など11か所とJR九州電気システム(KDS)の本社・事務所5か所の計16拠点に、オフサイトPPA方式で再生可能エネルギー100%由来の電力を2025年11月から順次導入します。発電所出力は約4,900kW(福岡・佐賀・宮崎の4発電所)、年間発電量は約610万kWhで、CO2削減効果は約2,900t-CO2(一般家庭約1,000世帯分)としています。契約はJR九州、KDS、九州電力、GPSSホールディングスの4社で2025年11月1日に締結しました。オフサイトPPAは、需要家の敷地外で発電した電力を送配電網経由で小売電気事業者を介して供給する仕組みで、設備を自社敷地に設置しにくい駅や事務所でも再エネ導入を進めやすい点が特徴です。JR九州グループは環境ビジョンで2035年にGHG排出量を2023年度比60%削減する目標を掲げており、今回の導入は目標達成に向けた施策の一つとなります。今後は供給開始後の運用実績を踏まえ、対象拠点や調達規模の拡大が焦点になりそうです。
source: PR TIMES
