ソフトウェアテスト会社のバルテスは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が2025年5月に導入したコード決済サービス「Wesmo!(ウェスモ)」のテストフェーズ支援事例を公開しました。鉄道事業者によるコード決済としては初のサービスで、JR西日本の決済・ポイント基盤「WESTER」と連携し、利用者の財産を扱う高リスク領域での品質確保が課題でした。
JR西日本は、デジタル戦略を中期経営計画の柱に位置づけており、西日本エリアで展開する運送・流通・不動産事業全体で「WESTER体験」と呼ぶデジタルサービスの価値向上を進めています。その中核施策として、事業者が導入しやすく、あらゆる場面でWESTERポイントが貯まり・使えることを特徴とする「Wesmo!」を開始しました。サービスとしての妥当性や想定外の利用シーンを含めた検証が必要だったことから、JR西日本は第三者検証の実績を持つバルテスをテストパートナーに選定しました。
事例では、仕様書通りの確認だけでなく「サービスとしてこうあるべきか」という視点でテストを設計した点や、「安全確認できないものはローンチしない」という厳格な安全基準のもとで、リリース直前まで品質面の伴走支援を行った点が評価されています。バルテスは今後も、生成AIを活用したテストツール開発やISTQB Global Partnerとしての知見を通じ、金融・モビリティ領域など高い信頼性が求められるサービスの品質向上ニーズの拡大を見込んでいます。
【サービス情報】
Wesmo!
提供開始:2025年5月
サービス提供:西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
サービス概要:WESTERポイントと連携したコード決済サービス
source: PR TIMES
