Keeper Security APACは2026年2月25日、同社ソリューションのクライアント―サーバー間通信に、NIST承認の耐量子暗号アルゴリズム「Kyber」の鍵カプセル化方式を統合したと明らかにしました。量子コンピュータ時代の解読リスクに備える狙いです。
背景には、将来の量子計算の実用化でRSAやECC(楕円曲線暗号)など現在の公開鍵暗号が解読され得る点があります。通信データを今収集して後で解読する「harvest now, decrypt later」攻撃への備えも必要だとしています。
実装は認証のハンドシェイクと暗号化トンネルの双方に適用し、楕円曲線暗号とKyberの格子暗号を組み合わせたハイブリッド方式を採用しました。暗号アジリティにより後方互換性を維持しつつ標準更新に対応し、利用者は最新バージョンに更新するだけで自動的に有効化され、追加設定や操作は不要としています。
Kyber対応はバックエンドAPIおよびKeeperコマンダーから提供を開始し、今後はモバイルプラットフォームへ順次展開する計画です。NISTがKyberを2024年に正式決定した流れも踏まえ、今後の新標準策定時もプロトコル更新を迅速に進め、継続して対応する方針です。
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公式HP: www.keepersecurity.com
日本語サイト: https://www.keepersecurity.com/ja_JP
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Keeper Security、量子コンピュータ時代を見据え耐量子暗号を導入
