医療機器スタートアップの株式会社LIFESCAPES(東京都港区、代表取締役・牛場潤一)の「LIFESCAPES医療用BMI(手指タイプ)」が、東京都主催の「Tokyo Social Innovation Tech Award 2025」で優秀賞を受賞しました。表彰式は1月8日に行われました。受賞対象は、脳波から運動の意思(運動企図)を検出し、手指ロボットを動かして脳卒中後の重度麻痺の改善を目指す医療機器です。
同アワードは、先端デジタル技術を活用したソリューションやコンテンツを表彰し、事業連携先のマッチング支援などを通じて普及を後押しする取り組みです。AU/XR/メタバースなどを含む技術領域を対象とし、東京都が抱える社会課題の解決を加速させる狙いがあります(東京都は令和6年度から同事業を実施)。
受賞機器で用いるBMI(Brain-Machine Interface、脳活動で外部機器を制御する技術)は、運動企図のタイミングに合わせて手指を補助的に動かすことで、麻痺した手の機能回復につなげる設計です。背景として、脳卒中は「25歳以上の4人に1人が発症する可能性がある」とされ、後遺症として手指の重度麻痺や痙縮が日常生活や社会復帰に長期的な影響を与え得る点が課題です。今後は、こうした課題に対するニューロリハビリテーション機器として、臨床現場での活用拡大や連携先との取り組みが進むかが注目されます。
