M&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」で、仲介・売り手FA向けサービス「M&Aクラウド for アドバイザー」の支援案件数が、2025年1月の開始から約11カ月で500件を突破しました。平均バリュエーション(企業評価額)は約1.3億円で、10億円超の大型M&A案件の成約も複数生まれており、平均成約期間は約90日としています。
同サービスは、アドバイザーが保有する売却案件に対し、運営会社が買い手候補のリストアップから300社超へのアプローチまでを無料で代行する仕組みです。従来IT・スタートアップに強いとされてきましたが、支援案件の業種はサービス・インフラ業が50%、メーカー18%、小売5%、広告・出版・マスコミ2.6%、IT・ソフトウェア13.6%と、非IT分野が過半を占めています。
買い手は審査済みの法人に限定し、個人投資家や情報収集目的の利用を排除することで、成約確度の高いマッチングに集中できる点も特徴です。今回、複数アドバイザーが所属する組織向けに、アカウント無制限発行や案件担当者割り当て、ダッシュボードなどの管理機能を正式リリースし、チームでの進捗共有やタスク漏れ防止を強化しました。
今後はアドバイザーからの要望を踏まえ機能追加を続けることで、IT以外の業種や大型案件も含めたM&Aの流通量拡大と、テクノロジーによる仲介業務の効率化がどこまで進むかが注目されます。
source: PR TIMES
