スマートホーム共通規格「Matter」の最新バージョン1.5が、Connectivity Standards Alliance(CSA)から正式リリースされました。11月にスペイン・バルセロナで開かれた会員ミーティングで発表され、相互運用性とエネルギー管理機能の拡張が柱です。アリオンはCSA認定の試験機関(ATP)として、Matter製品の認証試験とコンサルティングを引き続き提供します。
主な追加点は5つ。①カメラ仕様を追加し、WebRTCによるライブ映像・音声やPTZ制御、連続録画などに対応。②窓用シェードやゲート、ガレージドアまで含む「クロージャ」設計を刷新。③土壌センサーで湿度(任意で温度)を扱い、水栓・灌漑と連携。④エネルギー価格や関税、電力網の炭素強度など標準化情報を交換し、スマートメーターやEV充電(SOC報告、双方向充電)も強化。⑤TCP転送追加で大容量データ移送を改善します。
メーカー側はカスタム統合の負担が減り、消費者側は対応機器の選択肢拡大が見込まれます。今後はエコシステム拡大に伴い、バージョン更新ごとの信頼性確保が普及の焦点になります。
source: PR TIMES
