香港拠点のデジタル資産企業OSL Groupは、ブロックチェーン「Avalanche」を開発するAva Labsと戦略的提携を結びました。OSLは自社インフラにAvalanche技術を組み込み、トークン化された現実資産(RWA)商品や決済サービスを強化します。両社は今後、Avalancheのエコシステムに1億米ドル(約150億円超)の流動性を投じる見通しで、オンチェーン取引の拡大を狙います。
Avalancheは、1秒未満で取引が確定し、手数料も比較的安い高速ブロックチェーンです。OSLは、この特性をRWA事業の基盤に活用し、債券や実物資産などをデジタル証券としてスムーズに発行・流通させる計画です。さらに、Avalancheのネイティブ資産AVAXによる即時決済や、ステーブルコインを使った国境をまたぐ支払いにも対応し、安全で高速なクロスボーダー送金の提供を目指します。
Ava Labsは、OSLが持つ香港や日本、欧州などでの顧客基盤を取り込み、アジアを中心にAvalanche利用者の拡大を図ります。両社は各国規制に沿った形でサービス開発を進める方針で、銀行など伝統的金融機関の参入拡大につながるかが焦点となります。今後、OSLの国債トークン化や次世代決済基盤「OSL Pay」との連携が具体化すれば、RWA市場とWeb3決済の本格普及に向けた試金石になりそうです。
【サービス情報】
OSL Japan公式サイト https://www.osl.com/jp/
OSL Group公式サイト https://group.osl.com/
source: PR TIMES
