自動車・二輪車部品メーカーのPIAA株式会社(東京・文京区)は、2輪車専用ヘッドライト用LEDバルブ「MLE14(HS1)」「MLE15(H6M)」を2025年12月に発売します。色温度はいずれも6600Kで、MLE15は純正ハロゲン比150%、MLE14は同120%の明るさをうたっています。希望小売価格(税込)はMLE14が3,780円、MLE15が3,480円です。

新製品は12V直流(DC)と交流(AC)の両方に対応し、主にスクーターやカブ系など小排気量バイクのハロゲンバルブ置き換え需要を狙います。明るさの指標となるカンデラ値は、MLE15のロービームが15,400cdで、比較対象の純正ハロゲンは10,300cd(12V車レッツ4ヘッドライトでの測定参考値)とされています。MLE14は13,200cdで、純正ハロゲンの11,000cd(12V車スーパーカブ110での測定参考値)より増光しています。

2輪車特有の強い振動に対応するため、本体は20Gの耐振設計とし、1年間の保証も付帯します。消費電力はいずれも12V 9/9Wとされ、純正ハロゲンに比べて低消費電力なLEDを採用することで、発電量が限られる小型バイクのバッテリー負担軽減も意識した構成です。従来、2輪車向けでは形状や電源方式の制約からLED化の選択肢が少ない車種も多く、交換用バルブ市場の拡大要因になる可能性があります。

今後は、実走行での視認性や耐久性、車検対応可否などがユーザー評価の焦点となり、他社製LEDバルブとの価格・性能比較も含め、2輪車のヘッドライトLED化がどこまで進むかが注目されます。

【商品情報】

2輪車専用LEDヘッドライトバルブ MLE14 HS1/MLE15 H6M

発売時期:2025年12月

色温度:6600K

PIAA公式サイト https://www.piaa.co.jp

source: PR TIMES

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