PRISM BioLab(神奈川県藤沢市)と米Talus Bioscience(シアトル)は2025年12月17日、転写因子(TF)とタンパク質間相互作用(PPI)を標的とする新規阻害剤の探索に向け、共同研究契約を結びました。Talus Bioのヒト生細胞内スクリーニングとAI解析に、PRISMのPPI低分子ライブラリーを組み込み、候補化合物の同定と最適化を進めます。TFは遺伝子の働きを調節する因子、PPIはタンパク質同士の結合で、いずれも創薬が難しい領域とされます。研究費用は両社で共同負担し、医薬品候補がライセンスアウトや商業化で利益を生んだ場合は、あらかじめ定めた比率で分配します。Talus Bioは2020年設立で、PRISMは2006年創業です。今後は両社技術(PRISMのPepMetics®とTalus Bioのレギュロームプロファイリング)を統合し、ヒト細胞内で機能効果を持つファースト・イン・クラス創出を目指します。
【企業情報】
Talus Bio https://www.talus.bio/
PRISM BioLab https://prismbiolab.com/ja/
source: PR TIMES
