空飛ぶクルマを開発するSkyDrive(愛知県豊田市)は2026年1月8日、ワイヤーハーネス大手の住友電装(三重県四日市市)とサポーター契約を結び、空飛ぶクルマ専用ワイヤーハーネスの共同開発を進めると明らかにしました。SkyDriveは2028年の事業開始を目標に掲げています。

ワイヤーハーネスは機体内で電力や信号を伝える配線部材で、電動化や自動化が進む次世代機ほど重要性が増します。両社は、住友電装の量産・品質管理の技術と、SkyDriveの航空機設計の知見を組み合わせ、「航空機レベルの安全性」と「自動車レベルの効率性」の両立を狙う方針です。自動車向けで培った過酷環境を想定した設計・検査の考え方を、空のモビリティに適用することが焦点となります。

背景には、SkyDriveが「日常の移動に空を活用する」社会像を掲げ、2025年の大阪・関西万博でのデモフライトを経て、サービス立ち上げを2028年に見据えて開発を進めている状況があります。住友電装は住友電工グループの中核企業として世界30カ国以上に拠点を持ち、配線システムの設計・製造で実績を積んできました。

今後は、共同開発を通じて航空機向けの知見を蓄積しつつ、量産を見据えた配線システムの具体化が進む見通しです。一方で、実用化時期は機体開発の進捗や安全性評価の結果に左右されるため、デモフライト後の開発ロードマップの具体化が注目点になります。

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