Solana向けRPCサービス「ERPC」は、HTTP/WebSocketの専有「RPC Unlimited Endpoint」でマルチリージョン構成を組む利用者向けに、リージョン数に応じて割引する「Bundleクーポン」の提供を始めました。従来、HTTPS共有RPCではTLS処理のオーバーヘッドにより実運用で約20ms前後の遅延が避けにくいとし、同社はUnlimited Endpointにより2ms台のRPC実行を現実的に狙えると説明しています。Unlimited EndpointはHTTPSを前提とせず、TLS由来の負荷を外す設計で、VPSやベアメタルと同一ネットワーク内にRPCを置くことでアプリ実行環境との物理的近接も取りやすいといいます。性能面では共有型が負荷時に100TPS前後で頭打ちになる例がある一方、同社は単一コア構成でも読み込みで1000TPS超をうたいます。Solanaはブロック生成担当(リーダー)が世界に分散するため、単一リージョン固定だと距離差の遅延が残りやすく、高速取引やBot、IndexerなどではRPCのマルチリージョン配置が前提になりやすいと位置付けます。Bundleクーポンは2・3・5リージョンなど構成段階に応じて割引し、同社はHTTP RPCのマルチリージョンを約1/10のコストで実現でき、HTTPS共有RPC比で最大10倍の実行速度という選択肢を示します。今後はレイテンシと安定性の両立を軸に、運用前提の開発と改善を続ける方針です。
