ELSOUL LABO B.V.とValidators DAOは12月18日、Solana Stream SDK v1.1.1を公開し、Solanaの最速レイヤーとされるUDP Shredsを直接受信して復元・検知まで行うRustクライアントのスターターコードをオープンソース化しました。RPCやWebSocket、gRPCなど後段APIを介さず、バリデータ間で流通するブロック断片「Shreds」をUDPで扱う実装例を示します。SolanaではShreds→Geyser gRPC→RPC/WebSocketの順に検知が遅くなると説明し、数十ミリ秒の差が結果に影響し得る例としてpump.funのトークンミントや初動売買の検知需要を挙げています。一方でShredsは確定前情報を含み欠損や前後、失敗取引の可能性があるため、Shredsのみで検知を成立させる前提とし、受信→蓄積→復元→判定→出力の処理分離や、金額閾値でノイズを抑える設計も盛り込みました。今後は低レイテンシ用途での実運用ノウハウの共有が焦点になりそうです。
【関連情報】
GitHub https://github.com/ValidatorsDAO/solana-stream
Rust crate https://crates.io/crates/solana-stream-sdk
Discord https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
source: PR TIMES
