Tensor Energy(福岡市中央区)は2026年3月16日、低圧系統用蓄電池を束ねて運用するバルク運用アグリゲーション事業を始めた。2026年4月に低圧電源・低圧蓄電池が需給調整市場へ参加可能となる制度改正を見据え、UniversのローカルEMSと自社の運用システム「Tensor Cloud」を連携し、分散型電源の収益最大化を支援する。
制度改正により市場拡大が見込まれる一方、低圧リソースは個別最適制御に加え、入札・応札管理、需給計画、インバランス管理(計画と実績の差分調整)、OCCTOや一般送配電事業者対応、精算・請求など運用が複雑になりやすい。同社はこうした業務を支える基盤が必要だとする。
対応策としてTensor Cloudの機能を拡充し、(1)アグリゲーター向けに低圧系統用蓄電池のバルク運用アグリゲーションシステムをSaaSで提供、(2)Tensor Energy自身がアグリゲーターとして業務を受託する。AIでアセットごとの運用・制御を最適化し、需給調整市場商品やJEPXでの売買(価格差を狙うアービトラージ)などからの利益最大化を狙う。
資源エネルギー庁の系統用蓄電池導入見込みは2030年で14~24GWhとされ、低圧リソース比率を約25%と仮定すると低圧系統用蓄電池のポテンシャルは3.5~6GWhと推計される。同社はUniversとの協業で市場統合を進め、低圧電源・低圧系統用蓄電池事業のパートナー拡大を図る方針。
【イベント情報】
イベント名:SMART GRID EXPO(「SMART ENERGY WEEK」構成展)
日時:3月17日(火)~19日(木)
会場:東京ビッグサイト(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)
ブース:東6ホール(E21-30 Univers/オーナンバ)
事前登録URL:https://www.wsew.jp/hub/ja-jp.html
