TOPPANは2025年12月下旬から、店舗や営業拠点のデータを統合・分析する「RXデータ基盤」を核にした「リアル・トランスフォーメーション(RX)」化支援サービスを小売やメーカー、自動車、金融機関など向けに提供します。導入はシステム開発・支援込みで1,500万円からです。

狙いは、AIチャットやAIエージェント経由の購買が広がる「AIコマース」時代に、均質化しやすいデジタル接点だけに頼らず、店舗体験を競争力の中心に据えることです。経産省調査では、購入場所としてリアル店舗を選ぶ顧客は約90%とされます。

同サービスは、接客ログや会話データ、店内回遊・滞在などの行動履歴、位置情報、在庫・販売実績、口コミといったデータを集約し、AIで分析して商品訴求や接客ノウハウの改善に活用します。基盤はトレジャーデータの「Treasure Data CDP」を中心に構成します。防犯やカスタマーハラスメント予防など職場環境面への活用も想定しています。

TOPPANは関連受注を含め、2030年度までに約50億円の売上を目標に、リアル拠点のデータ活用を軸とした支援を拡大するとしています。

source: PR TIMES

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