株式会社WAKU(岡山県岡山市)と福島県南相馬市は、南相馬市の農林水産業の復興・再生と持続的発展を目的に連携協定を結び、同市を次世代農業モデルの実証・社会実装拠点に位置付けます。狙いは、猛暑や乾燥など気候変動リスクに強い栽培体系を確立することです。
協定では、作物の酸化ストレス制御に関わる「グルタチオン」に着目したWAKUのバイオスティミュラント技術(植物の生育や耐性を促す資材・技術)と、南相馬市のドローンなど先進基盤を組み合わせ、「省力化」と「環境耐性」の両立を目指します。浜通りではロボットトラクターやドローン導入で人手不足対策が進む一方、異常気象による生育不良や収量低下が新たな課題として表面化しているといいます。
連携内容には、気候変動に耐えうる農業モデルの構築、「ドローン×グルタチオン」によるスマート農業の推進に加え、「みらい農業学校」を軸にした人材育成、園芸作物などの産地形成、南相馬市内でのオフィス・研究拠点(LABO)設置による実証加速や雇用創出も含まれます。今後は南相馬市で得た知見を浜通り、さらに全国へ広げ、極限環境下でも成立する農業モデルとして展開していく方針です。
