医療DXを手がける株式会社piponは5日、カルテ自動化AI「ボイスチャート」が、WEB問診システム「Symview」とAPI連携したと明らかにしました。来院前に患者がSymviewで入力した問診情報と、診察時の会話データをAIが統合し、カルテ(SOAP形式)を自動生成する仕組みです。これにより、医師はカルテ作成のコピペ程度を残してほぼゼロに近い記載負担に抑えられるとしています。

多くの医療機関では、WEB問診の内容をスタッフが電子カルテへ転記し、その後あらためて医師が診察しながらカルテを作成する二重作業が課題でした。新連携では、Symviewの管理画面からワンクリックで問診内容をボイスチャートに送信し、AIが事前に「Symview問診連携SOAP」として読み込むことで、診察中の会話録音・文字起こしと組み合わせ、自動でSOAPを生成します。

主訴、既往歴、服薬状況、アレルギー、症状の経過など、事前に取得した情報をAIが理解して統合するため、診察中の重複ヒアリングを減らし、1人あたりの診察時間短縮とカルテの記載精度向上が見込まれます。問診転記ミスの防止やスタッフの業務負荷軽減にもつながるとし、今後は電子カルテとのさらなる連携拡大などを通じて、外来診療のDXを一層進める動きが広がるかが焦点となります。

【サービス情報】

AIカルテ ボイスチャート公式サイト https://voice-chart.pipon.net/

WEB問診 Symview公式サイト https://layered.inc/symview/

source: PR TIMES

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