水循環システムを手がけるWOTAは2025年12月17日、シリーズCで第三者割当増資とコンバーチブル・エクイティにより資金調達を実施し、12社と個人投資家が参画したと明らかにしました。追加の資金調達も検討しています。

背景には、2030年に人類の40%が水不足に直面するとされる見通しがあります。日本でも人口減少や管路の老朽化で上下水道の財政負担が課題となり、従来の大規模集中型だけでは維持が難しい地域が増えるとみられます。WOTAは生活排水を再生して使う「小規模分散型水循環システム」(地域ごとに水を循環させる仕組み)を軸に、2025年7月に自治体向け「分散型水循環システム導入ファンド(Water 2040 Fund)」を始動しました。さらに12月には、災害時の断水に備え自治体間の相互支援を狙う「JWAD」を創設しています。今後は技術実証と事業化を進め、分散型と集約型を組み合わせた水インフラの再構築が焦点となります。

source: PR TIMES

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