2026年4月30日、産科DICの病態を血管内皮障害に着目して再整理した総説論文が学術誌『Thrombosis Research』に掲載された。DOIは10.1016/j.thromres.2026.109694で、論文内の概念図(Figure)制作は株式会社メディカルエデュケーション運営のMEDICAL FIG.が担当した。
著者は岐阜大学医学部附属病院 高次救命治療センターの上谷遼氏ら(Ryo Kamidani, Hideshi Okada)。従来の「出血型/血栓型」という二分法では説明しきれない病態を、「胎盤・羊水由来の止血負荷」と「血管内皮障害」の2要因から俯瞰できる枠組みとして整理し、病因から臨床症状までの流れを示した。
図は「病因・病態形成・臨床症状」の三段構成で情報を統合し、複数の病因や病態経路が共通の内皮病態へ収束する構造をフローチャート化したという。血管内皮グリコカリックス(内皮表面の糖鎖構造)の表現は解釈差が生じにくいよう要素を整理して作画したとしている。
産科救急・周産期医療の現場では、病態理解の共通言語の整備が診療判断の精度向上に直結する。今回の整理が研究者・臨床医の議論を促し、今後の病態評価や教育用資料の標準化につながるかが焦点となる。
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PRTIMES
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【論文公開】産科DICの病態を再整理する概念フレームワークがThrombosis Researchに掲載
