QPS研究所は6月3日、2030年に36機体制を目指す小型SAR衛星「QPS-SAR」コンステレーションの運用強化に向け、ノルウェーの地上局サービス企業KSATと長期的パートナーシップ契約を結び、完全自動化地上局サービス「KSATlite」を採用すると明らかにしました。調印セレモニーは明治記念館(東京都港区元赤坂)で行われました。

QPS研究所は現在9機を運用中で、2028年5月末までに24機へ増やす計画です。SAR(合成開口レーダー)は電波で地表を観測する方式で、天候や昼夜の影響を受けにくい点が特徴です。QPS-SARは画像分解能46cmを掲げ、従来のSAR衛星比で質量20分の1、コスト100分の1をうたっています。

準リアルタイム観測データ提供サービスでは、ほぼ世界中で平均10分以内の観測、特定地域で平均10分間隔の観測を目標にしています。KSATは世界で40以上の地上局を運営し、衛星運用の知見は50年以上とされ、同社ネットワークと自動化運用を取り込むことで、衛星数増加に伴う地上局運用の負荷低減とデータ取得の安定化を狙います。

両社はこれまでもQPS-SAR2号機「イザナミ」の運用開始以降、打ち上げ初期運用(LEOP)や地上局サービスで協力してきました。今後は「KSATlite」採用をてこに、コンステレーション拡大と準リアルタイム提供の運用体制がどこまで前倒し・平準化できるかが焦点になりそうです。

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詳細URL:https://i-qps.net/news/3668

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