特定非営利活動法人School Voice Projectは2026年6月20日、特別支援学級に在籍する児童生徒が通常級と交流する際の「名簿への記載」や「机・ロッカー設置」の実態を尋ねた全国教職員アンケート結果を公開しました。回答は59件で、出席簿に「載っていない」が51%、「他の児童生徒と同様」が39%でした。

健康観察簿では「他の児童生徒と同様」が61%で最多でしたが、「載っていない」も25%ありました。学級名簿は「他の児童生徒と同様」が68%、「名簿の最後」が17%、「載っていない」が15%で、同じ学校でも書類ごとに運用が分かれる状況が見えます。

設備面では、通常級側に机が「設置されている」が9割以上とされる一方、「通常級にない」が「14校に1校」と推計されました。ロッカーも「通常級にない」が「5校に1校以上」とされ、教室スペースなど物理的制約が課題の一端になっています。地域別では近畿で、設問1の「同様に載っている」が8割超、机・ロッカーが「ある」が約9割という傾向が示されました。

同団体は、インクルーシブ教育の理念の理解を前提に、見える名簿と公簿の扱いの整理、公簿管理や成績処理システム、設備制約といった実務課題の解決が必要だとしています。今後も調査と発信を継続し、現場間の差や合意形成の論点を共有していく見通しです。

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