岡山大学病院(岡山市北区)は2026年6月21日、閉経後女性に多い反復性膀胱炎を対象に、乳酸菌を膣内に塗布する新たな治療法の特定臨床研究を始めました。反復性膀胱炎は「半年以内に2回以上、または1年以内に3回以上」膀胱炎を繰り返す状態とされています。
研究は同院の腎泌尿器科、臓器移植医療センター、新医療研究開発センターなどが実施します。閉経後は女性ホルモン低下で膣環境が変化し、尿路病原性大腸菌が定着して再発に関与すると考えられており、抗菌薬やホルモン薬に依存しない再発予防法の確立を目指します。
これまで乳酸菌の膣坐剤を1年間継続使用した研究では、膀胱炎の再発を防いだ割合が86%と報告されています。今回は外来で医師が直接行う「乳酸菌膣塗布剤」に変更し、実施回数8回・検証期間半年という短縮条件でも同様の効果が得られるかを検証します。
効果が確認されれば、治療回数と期間を減らして患者負担を抑えつつ、再発予防の選択肢を広げる可能性があります。今後は、閉経関連尿路性器症候群(GSM)に対する乳酸菌の効果についても発展的に検証する方針です。
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