日本に生育するウキクサ3種(ウキクサ、アオウキクサ、ヒメウキクサ)について、体長約2mmの昆虫「ウキクサミズゾウムシ」がどれを好んで食べるかを比較したところ、摂食嗜好は「ウキクサ>アオウキクサ>ヒメウキクサ」でした。植物側でアントシアニン(赤紫色の色素)が蓄積した個体は、非蓄積個体に比べ食害量が約3〜4分の1に減りました。
研究は、単一種実験と二種混合実験、さらにアントシアニン蓄積フロンド(葉状体)と非蓄積フロンドの比較で評価しました。単一種実験ではウキクサミズゾウムシ3個体に各1種を与え、3日後の食害面積を測定し、ヒメウキクサの食害面積はウキクサの約3分の1、アオウキクサの約4分の1でした。
二種混合実験でも嗜好の序列が確認され、アオウキクサとヒメウキクサの比較では食害差が約6.1倍となりました。ウキクサは家畜飼料やバイオ燃料原料として屋外での大量培養が注目される一方、食害が生産制約になり得るため、自然環境での選好性や生理状態の影響を数値で示した点が特徴です。
今後は、食害耐性個体の選抜やアントシアニン高蓄積品種の育成、混植栽培など、屋外培養における被害低減策への応用が期待されます。研究成果は学術誌Plant Species Biology(2026年6月23日付オンライン版)に掲載され、DOIは10.1111/1442-1984.70065です。
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詳細URL: https://www.pu-hiroshima.ac.jp/site/press-release/pr260623.html
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PRTIMES
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ウキクサを食べる虫の”選り好み”-日本に生育する3種のウキクサに対するウキクサミズゾウムシの摂食嗜好性を解明-
