一般社団法人青森県りんご対策協議会は10月30日、りんごのポリフェノールと発酵性食物繊維に焦点を当てたメディア向けセミナーを実施しました。厚生労働省が示す果物の目標量は1日200gですが、平均摂取量は78.1gにとどまり、果物をまったく食べない人は40.1%というデータも示されました。

講演では、りんごを「丸ごと・皮ごと」食べる意義を数値で説明しました。皮つき「ふじ」1個(正味322g)には食物繊維が計6.1g含まれ、そのうち発酵性食物繊維は1.6gとされます。発酵性食物繊維は腸内細菌に利用されやすい性質があり、腸内環境の維持に関わる可能性があると紹介されました。

研究知見としては、健康な成人23名の比較試験でLDLコレステロールの低下率が、りんご搾りかす7.9%、丸ごとのりんご6.7%、混濁果汁2.2%だったことなどが共有されました。りんご1個あたりのポリフェノール量は約300~600mgとされ、加熱は500Wで1分程度ならプロシアニジンが「ほとんど減らない」との説明もあり、保存・調理の工夫やレシピ提案、目利きのポイントが紹介されました。

同協議会は今後、「生で切りたて」「毎日」など日常に取り入れやすい食べ方を提案し、11月5日の「いいりんごの日」に向けた情報発信も強化する方針です。青森県は「ふじ」の生産量で全国の約6割を占め、気象条件も品質に影響するため、品種理解と保存・調理の工夫を通じた消費拡大が課題になります。

【イベント情報】
イベント名: ドクターズ・フルーツ『りんご』で目指す腸からのインナービューティー~腸から健康・美容を支える、ポリフェノールと発酵性食物繊維~
開催日: 2026年10月30日(金)
公式HP: https://www.aomori-ringo.or.jp

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