鉄建建設(東京都千代田区)は2026年2月26日、シールドマシンの切羽(チャンバー内)で取得した音速データを解析し、土質・性状をリアルタイムに判定する「切羽可視化システム」を開発したと発表しました。超音波ソナーを使い、掘進中に自動で連続計測します。
チャンバー内は隔壁で区切られ直接目視できないため、これまでは機械の作動状況などから推定し、経験に依存した判断になりやすい課題がありました。地盤条件の変化に応じて管理を高度化し、切羽の安定性確認や安全性向上につなげる狙いです。
仕組みは、隔壁に設置した超音波ソナーから超音波を照射し、カッタースポーク(面板)で反射した波の到達時間を計測して音速として数値化します。取得したデータを、既知配合の試料データと専用プログラムで自動解析し、土質区分と添加材投入量による性状変化をその場で判定します。関連技術は特許第7256093号として位置付けられています。
今後は、地質変化が大きいと見込まれる路線への導入を進め、リアルタイム対応で安全性向上に貢献するとしています。周辺地山のリアルタイム監視システムなど他の計測と連携し、生産性と安全性の強化を図るほか、音速以外の出力にも着目して可視化精度の向上をめざします。
PRTIMES
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超音波ソナーを活用したシールドマシン切羽可視化技術の開発
