OTBグループは3月2日、イタリア北部ブレガンツァで2025年度通期(2025年12月31日時点)の決算を公表しました。総売上高は17億ユーロで、為替影響を除くと前年比4.8%減でした。EBITDAは2億3,730万ユーロ(純売上高比15.1%)、グループEBITは1,010万ユーロとしています。
純売上高は16億ユーロで、恒常為替レートベースで前年比5%減でした。チャネル別では小売りが2.6%減、卸売が14.7%減と落ち込みが大きく、販売の軸足を直販へ移す姿勢が鮮明です。ブランド別ではメゾン マルジェラが8.4%増と伸長しました。
地域別では北米が5.9%増、中東が9%増と増収でした。一方、日本は総事業の27.4%を占める重要市場と位置付けられ、2026年1月1日付で日本と韓国を統合した「OTB Group North Asia Region」を立ち上げ、地域ガバナンスを組み替えました。投資総額は2025年に6,400万ユーロで、AIやクラウド、ブロックチェーンなどを含む施策を進め、ブロックチェーン登録製品は累計200万点超としています。
小売網は合理化を進め、2025年は49店舗を新規出店する一方で58店舗を閉鎖し、売上に占める直販比率は60%に達しました。今後は直販と製品・サプライチェーン投資を継続し、DPP(デジタル製品パスポート)などの取り組みを拡大しつつ、カタールやクウェートでの合弁など地域展開を進める方針です。
【店舗情報】
直営店舗数: 2025年末時点で600店舗
2025年の小売ネットワーク合理化: 49店舗の新規出店、58店舗の閉鎖、複数店舗の移転
メキシコで直営事業開始: 最初の9店舗を出店
出店例: ソウルとベルリンにディーゼル新旗艦店、カナダ・中東・メキシコでメゾン マルジェラ出店、ヴェネツィア・サンマルコ広場ナポレオンウィングに全ブランドのブティック開店
