パナソニックHVAC&CCと神戸大学は2026年7月27日、神戸大学との共同研究で「弱酸性かつ軟水」の水(弱酸性軟水)を日常の洗顔に4週間用いたところ、左頬の経表皮水分蒸散量(TEWL)が平均19%低減(n=27)し、肌の保湿・バリア機能への効果を確認したと明らかにしました。

試験は二群間クロスオーバー方式で、参加者27人が洗顔に使う水を水道水から弱酸性軟水へ切り替えて使用し、肌測定とアンケートで評価しました。TEWLは皮膚から水分が逃げる量を示す指標で、数値が低いほどバリア機能が保たれている状態とされます。測定は洗顔後、温度20±5℃・湿度50±10%RHの環境で20分馴化した後に行いました。

背景として、肌のバリア機能を保つには肌表面を弱酸性に維持することが重要とされ、洗顔後に肌が中性付近へ傾く点が課題とされています。また水道水中のカルシウムやマグネシウムが「せっけんカス」を生み、乾燥要因になり得ることから、同社は水質を弱酸性に調整しつつミネラル分を除去した研究用の弱酸性軟水を開発しました。

同社は弱酸性軟水に関する研究を継続し、肌の美しさだけでなく肌トラブルや困りごとの解決につながる水の開発を目指すとしています。なお本技術は研究段階で、現時点で搭載製品は実用化していません。研究成果の一部は2026年6月25日に日本香粧品学会で発表しています。

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