VectorBuilderとMaxCyte®は2026年6月24日、ex vivo細胞エンジニアリングの新プラットフォームを共同開発する戦略的パートナーシップを結びました。初期検証では、従来システム比でCAR-T製造の細胞生存率が2.4倍、遺伝子発現が1.4倍になったとしています。両社拠点のある米国シカゴ/ロックビルを中心に開発を進めます。

狙いは、CAR-TやCAR-NKなどの細胞治療で課題となる安全性と製造効率の改善です。従来のエレクトロポレーション(電気刺激で核酸を細胞内に入れる手法)は細胞への負荷による生存率低下や発現の維持が課題になりやすく、レンチウイルスベクターは製造コストや安全性の懸念が指摘されてきました。

新構想では、VectorBuilderのMiniVec™(抗生物質・添加物不要の小型プラスミドで、細菌由来配列を最小化し高収量と発現性能を狙う)と、MaxCyte®のFlow Electroporation®(連続フロー方式で負荷を抑えつつ高効率導入を目指す)を組み合わせます。DNA、RNA、RNPに対応し、CRISPR編集やトランスポゾンベースの細胞エンジニアリングも用途に含めます。

両社は、臨床試験から商業化までを見据えた大量製造対応の基盤として、再現性向上とコスト最適化への寄与を目指します。今後は検証データの拡充と、GMPグレードでの製造移行の進捗が焦点になります。

【関連リンク】
公式HP:https://www.vectorbuilder.jp

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