QuEra Computingは、誤り耐性量子コンピュータ「Libra」を2028年に運用開始し、Amazon Braket上でクラウド提供すると明らかにしました。目標仕様として、誤り訂正済み論理量子ビット256以上、論理エラー率10⁻⁶、論理量子演算は100万回規模(Megaquop級)を掲げます。発表は米国ボストンで現地時間6月15日に示され、日本時間6月16日13時22分に掲載されました。
あわせて同社は、クラウド提供に向けAWSとの複数年にわたる戦略的提携を拡大するとしています。Libraは量子と古典計算を組み合わせるハイブリッド用途を想定し、HPC(大規模計算基盤)やAI・機械学習リソースと統合された環境での利用を狙います。対象分野として分子シミュレーション、材料発見、最適化など、古典計算では規模拡大が難しい問題を挙げています。
背景としてQuEraは、中性原子方式の量子コンピューティングを展開し、2022年からBraket上で物理量子ビット256のシステム「Aquila」を運用してきました。NatureやPhysical Review Lettersに計8本の査読付き論文を発表した実績も示しています。
今後は2028年の提供開始を起点に、後続バージョンでさらなるスケールアップを計画しています。提携先向けには、幅広い公開に先立つ利用機会や経営陣との機密ミーティング枠を用意するとしています。
【イベント情報】
ウェビナー(6月24日開催)参加登録: www.quera.com/26roadmap
個別ミーティング申込URL: https://www.quera.com/ftqc-briefing
出展: Commercialising Quantum(6月16〜17日、ロンドン)
出展: Quantum.Tech World(6月25〜26日、ボストン、ブース F12)
詳細URL: https://www.quera.com/press-releases/quera-announces-2028-fault-tolerant-quantum-computer-and-expanded-multi-year-strategic-collaboration-with-aws
