森林総合研究所や岡山大学などの研究グループは、無花粉スギ(MS2タイプ)で花粉を作らない仕組みに関わる最有力候補として、GDSL型エステラーゼ/リパーゼ(GELP)遺伝子を同定し、変異を検出するDNAマーカーを開発しました。MS2遺伝子領域を第5染色体上に絞り込み、原因候補として1塩基変異を特定したということです。
MS2タイプは花粉をほとんど作らない一方、これまで遺伝的な仕組みが未解明で、育種や普及に必要な選抜の効率化が課題でした。今回、人工交配家系の遺伝解析で領域を特定し、参照ゲノム配列を用いて候補遺伝子を調査しました。さらに雄花での遺伝子発現(どの遺伝子が働いているか)とDNA配列の比較から、花粉形成に関わる酵素遺伝子GELPの変異とMS2の関係を絞り込みました。
開発したDNAマーカーにより、植栽後ではなく幼苗段階でMS2タイプを見分けて選抜できる可能性が高まります。成果はBMC Genomics誌で2026年5月19日にオンライン公開され、DOIは10.1186/s12864-026-12907-4です。今後、花粉発生源対策に向け、無花粉スギの導入や育種の効率化にどう結び付くかが注目されます。
【関連リンク】
詳しい研究内容(PDF) https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r8/press20260723-1.pdf
詳細URL https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1571.html
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PRTIMES
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無花粉スギ(MS2タイプ)の候補遺伝子を同定-花粉を作らない原因の解明に前進-〔森林研究・整備機構森林総合研究所, 新潟大学,東京大学, 基礎生物学研究所, 新潟県森林研究所, 岡山大学〕







