NEDO事業でDireava(ディリーバ)が開発した外科特化型生成AI「Surgical VLM」が、CEATEC AWARD 2026のイノベーション賞を受賞しました。手術状況を理解して言語化する「国内初」の外科特化型AI基盤モデル(2026年3月時点、同社調べ)と位置づけられています。
開発は、NEDOと経済産業省が進める生成AI開発力強化プロジェクト「GENIAC」の一環で、研究開発開始は2025年8月です。視覚・言語統合モデル(VLM)を使い、外科医がObject/Action/Reason/Planの4カテゴリで構造化した外科専門VQAデータを作成し、フルパラメータ・ファインチューニングで日本語の外科特化マルチモーダル基盤モデルを構築しました。
独自指標「Surgical-VLM Bench」では、大学病院の手術室でリアルタイム実証を行い、外科専門医が5段階で評価しました。その結果、解剖学的正確性84.7%、臨床的有用性82.9%を得たとしています。背景には、消化器外科医が今後20年で約半減する見込みや、2040年にがん手術を担う医師が約5000人不足する予測があり、教育機会の格差是正への期待が評価されたとしています。
今後は手術教育向けの提供から始め、必要な薬事手続きを経て術中の情報提示・確認支援へ広げ、段階的に部分自動化の基盤へ展開を検討するとしています。あわせて、手術安全性向上に向けた「外科手術未来予測モデル」の研究開発と実証も進めています。
【イベント情報】
展示: 「CEATEC 2026」NEDOブースで本成果を展示
日時: 2026年10月13日(火)~16日(金)
場所: 幕張メッセ
詳細URL: https://www.nedo.go.jp/events/IT_100120.html
事業概要URL: https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100172.html






