福岡県スポーツ推進基金は、自主運営するクラウドファンディングサイト「FUKUOKA SPORTS」で、福岡県立筑紫高校ラグビー部の第105回全国高校ラグビー大会(花園)遠征と応援団派遣を支援するプロジェクトを開始しました。集まった資金は、大会が行われる大阪・東大阪市花園ラグビー場までの交通費や宿泊費、応援団輸送のバス代、安全管理費などに充てられます。

筑紫高校ラグビー部は、全国有数の激戦区とされる福岡県予選を勝ち抜き、花園出場権を獲得しました。一方で、公立高校である同校には潤沢な部活動予算や専用施設はなく、物価高騰のなかで選手団と希望する在校生全員を現地に送るには、多額の負担が課題となっています。基金によると、民間クラウドファンディングと異なり、同基金の仕組みは手数料が不要で、原則全額が活動側に渡る点が特徴です(福岡県で活動する非営利のスポーツ活動などが条件)。

支援金は、選手・スタッフの交通費、宿泊費、食費、用具運搬費、コンディション維持費に加え、応援団用バスのチャーター費や保険料、プロジェクト運営に関するリターン品制作費やプラットフォーム運営費に充当されます。大会終了後には、同窓会ホームページで収支報告を公開し、透明性を確保するとしています。

基金は、支援額の大小にかかわらず「参加すること」に意味があるとし、寄付だけでなくSNSでの情報拡散なども呼びかけています。今回の取り組みを通じて、選手と在校生、地域、OB・OGがつながる新たなスポーツ支援モデルとして定着するかが今後の焦点となります。

【プロジェクト情報】

筑紫高校ラグビー部 花園応援プロジェクト

クラウドファンディング詳細

https://fukuokasports.org/crowdfunding/projects/view/48

source: PR TIMES

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