JR東日本はFPV Robotics、コア、板橋区と、東京都板橋区の新河岸川沿いに設定した航路で、災害時の物資輸送を想定したドローン物流の実証実験を2026年1月27日に実施します。準天頂衛星システム「みちびき」のセンチメータ級測位補強サービス「CLAS」対応受信機を機体に搭載し、人口集中地区での高精度な自動飛行と精密な離着陸の実現性を検証します。予備日は1月29日と2月3日です。実証は2ルートで行い、板橋ドローンフィールド(MFLP・LOGIFRONT東京板橋内)から新河岸小学校へ水・食料の運搬を想定した飛行、東京薬品の薬品倉庫から介護施設「蓮根ひまわり苑」へ医薬品の運搬を想定した飛行を計画します。飛行条件は無人地帯上空での目視外・自動飛行とし、機上カメラで歩行者などの有無を確認します。有人地帯では補助者の配置や立入管理措置を講じる方針です。都市部ではドローン活用が広がる一方、人口集中地区での飛行実績は多くないとされます。国土交通省が2024年3月に河川上空の物流活用に関する考え方を示したことも追い風となり、障害物が比較的少ない河川上空ルートの整備が進む可能性があります。今回の実証で、設定ルート通りの飛行精度や運用面の課題を整理できれば、都市部における災害時物流のモデル形成が進み、生活インフラとしてのドローン物流の実用化に向けた検討が加速するとみられます。
