薫製倶楽部(岡山県早島町)は2026年7月19日、紅麹をめぐる健康被害で広く報じられた「工場の青かびが紅麹に混入し、有害物質プベルル酸を作った」との説明について、大阪市への情報公開請求で得た開示文書を精査し、事実関係に疑義があると公表しました。検査依頼は令和6年7月17日で、対象は全7株(青かび6株+紅麹菌1株)としています。

開示文書では、同日に大阪市が検査を依頼したのは「小林製薬分与株 No.1〜No.7」と記載され、工場で採取したカビそのものを検査した記録ではないと同倶楽部は述べています。一方で、青かび(Penicillium adametzioides)がプベルル酸を産生するとする公表は厚生労働省が令和6年5月28日、大阪市保健所が翌29日に行っており、検査依頼日が公表後である点も問題視しています。

さらに同倶楽部は、大阪市が令和6年5月29日に公表した「同定」を裏づける同定記録が、今回確認できた開示文書の範囲では見当たらず、工場拭き取り検体に関する記録も令和6年12月2日付で青かびと「推定」とする記載にとどまると主張します。用語の「同定」は種を確定すること、「推定」は確度が限定される判断を指します。

同倶楽部は、原因説明がどの検査に基づいたかを確かめる目的だったとして、追加の情報公開請求、質問書の提出、行政不服審査請求を通じて判断過程の根拠を明らかにする方針です。

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