アストロスケールフランス、Exotrail、Eutelsatの3社が進める低軌道衛星の軌道離脱(デオービット)実証ミッションが、国家投資計画「France 2030」の「In-Orbit Services – Mobility」プログラムに採択されました。採択は2026年9月11日、パリで開かれた「International Space Summit」で示されました。

実証は2029年から2030年にかけて、EutelsatのOneWeb衛星を対象に行う計画です。フランス国立宇宙研究センター(CNES)との契約のもと、事前に捕獲準備がされた衛星へ接近し、ドッキング後に結合したまま大気圏再突入軌道へ移送します。分離後はパッシベーション(残存エネルギーを安全化する処置)を施し、最終的に自然再突入させる運用を想定しています。

役割分担では、Exotrailが次世代宇宙サービス機「Spacevan」の設計・開発から運用までを担い、アストロスケールフランスがRPOD(近傍での接近・ランデブー・ドッキング)技術の知見を提供します。Eutelsatは対象衛星と運用要件、インターフェース仕様などを提供します。背景として、アストロスケールフランスとExotrailは2026年4月に戦略的パートナーシップを結んでおり、今回が初の具体案件となります。

採択により検討段階から実行段階へ進み、フランス国内で接近から再突入までの運用能力と産業基盤を整備する動きが加速します。今後、繰り返し提供可能な運用終了時サービスの実運用事例づくりが進めば、商業ミッションだけでなく政府用途やレジリエンス、セキュリティ・防衛分野への応用可能性も広がる見通しです。

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公式HP:https://astroscale.com/ja

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