岡山大学は2026年9月30日、雑草ダイコンに由来する自然変異によって、ダイコン台木の花成ホルモン(florigen)供給力と、接ぎ木相手の開花誘導能力が高まることを示したと発表しました。開花の鍵となる自然変異は2つです。論文は2026年9月28日にPlant and Cell Physiologyに掲載され、DOIは10.1093/pcp/pcag119です。

研究の狙いは、接ぎ木で開花を早める「GRAFT法」に使う高性能な台木を効率よく開発し、キャベツやブロッコリーなどアブラナ科作物の交配育種を早期化することです。これまで台木の花成ホルモン供給力に差が出る遺伝的要因が分かっていませんでした。

手法として、ダイコンでFT遺伝子の発現を抑えるFLC遺伝子の相同遺伝子2つに、機能が失われる自然変異を特定しました。接ぎ木実験で開花誘導能力の向上を確認し、変異の由来が雑草ダイコンである点も明らかにしました。研究はJSPS科研費(JP20K15518、JP23K13943)の支援を受け、関連して特願2025-151145(2025年9月11日出願)も示されています。

今後は、花成ホルモン供給力が高いGRAFT法用台木の開発を効率化し、アブラナ科作物の新品種育成のスピード向上に寄与することが期待されます。

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論文DOI URL:https://doi.org/10.1093/pcp/pcag119
詳しい研究内容(PDF):https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r8/press20260928-1.pdf
発表ページ:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1613.html

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