Black AIは2026年5月30日・31日、渋谷セルリアンタワー11階のGMOヒューマノイドラボで開かれたヒューマノイドハッカソン「HUMANOID HACK TOKYO」で、餅つきを題材に人とヒューマノイドロボットが協調作業するデモを開発・実演し、優勝した。人が臼の中で餅を返す間はロボットの杵動作を止め、手が離れた瞬間に振り下ろす安全制御を示した。
協調の仕組みは、ロボットのカメラ映像から人の手位置をリアルタイムに認識し、手が臼内にある間は動作を停止するというものだ。専用センサーなどを追加せず映像から動作へつなぐ「Video→Motion」パイプラインを用い、強化学習で複数姿勢を習得したうえで、速度計画やフェーズ分離、ゲインスケジューリング、オンライン軌道補正、重力補償で安定動作させたという。
背景には、少子高齢化や後継者不足で伝統的な職人技が継承されにくいという課題がある。同社は、人とロボットが自然に同じ作業空間を共有できれば、暗黙知を含む現場ノウハウの支援につながると位置づけ、3Dプリンターで専用ハンドも設計・製作した。会場となったGMOヒューマノイドラボは2026年4月に開業している。
同社は受賞を機に技術検証を加速し、物流、製造、介護、伝統工芸などへの応用を見据える。今後は安全性と再現性の評価を積み上げ、現場導入に必要な運用設計や適用範囲の整理が焦点になりそうだ。
【イベント情報】
イベント名:HUMANOID HACK TOKYO(ヒューマノイドロボット開発ハッカソン)
会場:GMOヒューマノイドラボ(渋谷セルリアンタワー)
開催日:2026年5月30日・31日
ラボ公式サイト:https://humanoid-lab.gmo
主催 Orboh 公式サイト:https://www.orboh.com
