ABBとBoston Consulting Group(BCG)は2026年9月10日、共同レポートを公表し、将来の電力システムは交流(AC)単独ではなく直流(DC)の比重が増え、ACとDCを組み合わせたハイブリッド型へ進化するとの見解を示しました。普及の主導権は今後2~3年の意思決定で左右されるとしています。
背景には、AIコンピューティングの拡大や電化の進展、再生可能エネルギーの普及に伴う電力需要の増加があります。太陽光発電や蓄電池、EV、AIデータセンタなどはDC前提の電源・負荷が多く、施設内でのDC配電ニーズが高まる一方、送電網や地域配電網は引き続きACが基盤になると整理しました。
レポートは、産業・商業・デジタルインフラでDC活用を広げ、電力変換回数を減らすことでエネルギー効率を高め、系統接続容量を有効活用し、システム統合を簡素化できると指摘します。AIデータセンタではDC800V配電が次世代アーキテクチャとして有力としました。
一方で、普及には共通規格の整備と専門人材の育成が課題だとしています。DC800Vなどの採用がデータセンタから製造・商業施設へ広がり、長期的に多様な建築物へ波及するかは、標準化と人材確保の進展が鍵になりそうです。
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レポート全文:https://www.abb.com/global/en/company/innovation/hybrid-ac-dc-power
英語原文:https://www.abb.com/global/en/news/138572/new-abb-and-bcg-report-highlights-growing-role-of-direct-current-technologies-in-future-power-systems







