株式会社SCIEN(東京都文京区)は2026年5月25日、愛媛県のデジタル実装支援事業「トライアングルエヒメ3.0」令和8年度継続枠で、「製紙業特化型AIモデルによる品質管理業務の自動化プロジェクト」が採択された。実装先はシンワ株式会社とリンテック株式会社で、紙・不織布・フィルムなどの製造・加工現場での活用を想定する。
狙いは、欠点検査や品質判断が熟練検査員の経験に依存しやすい工程を、省力化・標準化・高度化することです。欠点検査機で画像取得やアラート検出が進んでも、欠点の許容可否や後工程での扱いなどは現場判断が残り、OK/NGの二値判定だけでは再確認や修正作業が減りにくいとされています。人手不足、技能継承、工程間の欠点情報連携、廃棄ロス削減も背景にあります。
取り組みでは、欠点画像データに加え、現場ヒアリングで得た判断理由・修正理由をメタデータとして蓄積し、「説明できるAI」と「現場知を転写するデータ基盤」を構築します。現場の担当者が確認・修正し、その結果を学習に戻すHuman-in-the-Loop(人が介在する継続改善)で、製紙業特化型AIモデルとして精度と運用性を高めます。あわせて学生インターンなどを通じ、地域でAI実装を担う人材育成も進める方針です。
今後は、各社固有の品質判断を反映したモデルへ磨き込みつつ、横展開に必要な運用ノウハウやデータ取得手法の整備も含めて実装を拡大する見通しです。SCIENは2024年2月2日に設立しており、地域企業・若手人材と連携した継続運用が進むかが焦点となります。
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詳細URL:https://dx-ehime.jp/archives/38939
公式HP:https://scieninc.jp
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