データ分析企業Sensor Tower(東京・神田)は6月15日、2026年の世界eコマース業界トレンドをまとめたインサイトレポートを公開し、全文をウェブ上で無料ダウンロードできるようにしました。世界のeコマースウェブサイトは2025年10〜12月期にアクセス数が前年比9%増、ユニーク訪問者数が同21%増で、ともに過去最高を更新したとしています。
レポートはウェブサイトとモバイルアプリの利用データを基に、地域別の市場動向や流入(トラフィック)構造、プラットフォームの変化を整理しています。新興市場では、インドのeコマースサイトアクセス数が過去12カ月で約580億(前年比+28%)と世界トップとなり、アフリカ市場ではeコマースアプリのダウンロード数が前年比+26%と伸長しました。
個別事例では、SHEINのサイト訪問者数が2026年1〜3月期に前年比+70%と高成長で、ファッションeコマース全体でも同期間にアクセス数+54%、ユニーク訪問者数+64%と拡大が目立ちます。美容領域ではNykaaが2026年度に収益1兆ルピー超、純利益204億ルピー(前年比+183%)を示し、Amazonからのトラフィックシェアが11.4%減少、Amazonへ遷移する割合も15.8%低下した点を、ブランド側の自立度が高まった兆候として挙げています。
各国の規制や関税の調整が越境eコマースの運営を変える中、今後はウェブとモバイル双方のチャネル戦略の再構築が焦点になりそうです。同社は、インドやアフリカなどの新興市場、ファッション・美容など細分領域での成長機会、コンテンツ起点の流入拡大が次の打ち手になる可能性を示しています。
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